HOST GUIDE

初めて、外の人を
迎える方へ。

地域の外から来る人と一緒に手を動かすのは、受け入れる側にとっても新しい経験です。初めての受け入れで迷いやすいところを、これまでの受け入れ例をもとにまとめました。決まりではなく目安です。地域や作業に合わせて、できるところから取り入れてください。

01初めてに向く作業

最初の1回は、作業そのものより「一緒に過ごす時間」がうまくいくことを大切にしましょう。説明が短く済み、多少ゆっくりでも困らない作業が向いています。

初めてに向く

  • 収穫、草取り、種まき、袋詰め
  • 落ち葉や枝の片付け、清掃
  • まつりの飾りつけ、会場の準備
  • 半日(2〜3時間)で区切れる作業
  • 地域の人と並んで、同じ作業をする形

慣れてから・人数をしぼって

  • 刈払機やチェーンソーなど機械を使う作業
  • 高い所、急な斜面、水辺での作業
  • 刃物や火を多く使う作業
  • 天候に大きく左右される作業

こうした作業も、経験のある人が付き添い、人数を少なくすれば受け入れられます。募集にその旨を書いておきましょう。

02募集に書いておくこと

当日の「聞いていなかった」は、募集の段階でほとんど防げます。次のことが書いてあると、参加する人が安心して準備できます。

  • 集合場所(住所と目印)と駐車場
  • 集合と解散の時刻
  • 作業の内容と、体力の目安
  • 服装と持ち物(長靴・軍手など)
  • 貸し出せる道具
  • トイレと着替えの場所の有無
  • 昼食・飲み物の扱いと実費
  • 雨の日の扱いと、中止の連絡時刻
  • 子どもの参加条件
  • 保険の扱い
  • 写真を撮ってよいか
  • 当日の連絡先

掲載の依頼をいただいたら、運営が内容を確認し、足りないところはご連絡して一緒に整えます。

03当日の進め方

半日の例です。最初の説明と、最後の短いふりかえりがあると、参加した人の満足度が大きく変わります。

  1. 集合名前を確認し、ひとことずつ自己紹介。誰に聞けばいいかを伝える
  2. 説明今日の作業の目的、道具の使い方、危ない場所、休憩とトイレの場所
  3. 作業地域の人と組になって進める。1時間に1回は休憩と水分補給
  4. 片付け道具を一緒に片付け、数を確認する
  5. ふりかえりお茶を飲みながら、今日の作業が地域で何の役に立ったかを話す
作業の量より、地域の話や暮らしのことを話す時間が、参加した人にとっての「持ち帰るもの」になります。予定より作業が進まなくても大丈夫です。

04保険の考え方

HANDS ON LOCALでは、保険への加入を掲載の条件にはしていません。どう扱うかは受け入れる方が決め、募集に書いておいていただきます。決めるときは、次の2つの備えがあるかを確かめておくと安心です。

参加した人のけが作業中や移動中に参加者がけがをしたとき、治療費などが出るか(傷害の補償)
人や物への損害参加者や受け入れ先が、ほかの人にけがをさせたり物を壊したりしたとき(賠償の補償)

扱い方の例

  • 受け入れる側が入る:行事ごとに入れる保険や、団体で入っている保険の対象に参加者が含まれるかを確かめる
  • 参加する人が各自で入る:募集にそう書き、どんな保険を勧めるかを添える
  • 入らない:その旨を募集に書き、作業の内容を無理のない範囲にとどめる
どの保険が合うかは、地域の社会福祉協議会や、ふだん付き合いのある保険の窓口に相談すると、行事の内容に合わせて案内してもらえます。補償の範囲や条件は保険ごとに違うため、必ず加入先で確かめてください。

05子どもを迎えるとき

子どもが参加できるかどうか、何歳から、どの作業まで任せるかは、受け入れる方が決めます。刃物や火を使う作業でも、大人がそばにいれば子どもが参加できる催しはあります。

  • 募集に「何歳から」「保護者の付き添いが必要か」を書く
  • 子どもに任せる作業と、大人だけで行う作業を分けておく
  • 刃物・火・水辺・機械のそばでは、大人の目と手が届く範囲で
  • 当日は保護者に、子どもから目を離さないようお願いする
  • 休憩をこまめにとり、飽きたら見学に回れるようにしておく

子どもの参加条件が書かれた募集には、サイトに「親子参加OK」の表示が付きます。

06天候・体調・けがへの備え

  • 中止の判断:雨や暑さで中止するときの基準と、いつまでに連絡するか(例:前日の17時まで)を決めておく
  • 暑さ・寒さ:夏は日陰と水、冬は休憩できる暖かい場所を用意する。体調の悪い人は無理に作業させない
  • 救急箱:絆創膏、消毒、虫刺されの薬、保冷剤など
  • 近くの病院:作業場所から近い病院と、休日に診てもらえる所を確かめておく
  • 連絡先:参加者の当日の連絡先を手元に。けがや急な体調不良のときは、ためらわず119番を

07お手伝いと仕事の違い

「お手伝い」は、地域の人と一緒に手を動かす交流の機会です。人手として働いてもらう「仕事」とは違います。仕事にあたる内容を無償のお手伝いとして募集することはできません(利用規約)。迷ったときは、次の表を目安にしてください。

お手伝い(交流)仕事(雇用)
目的一緒に作業しながら、地域を知ってもらう決まった量の作業を終わらせる
進め方地域の人と並んで作業し、休んだり抜けたりも自由指示に従って、決められた時間・手順で働く
量と時間ノルマはない。半日程度ノルマや長い拘束がある
お金報酬はない。昼食などの実費のみ賃金を払う
繁忙期の人手として、決まった時間・量の作業をお願いしたい場合は、求人として募集してください。働く人かどうかは、契約の名前ではなく実際の働き方で判断されます。

08行き違いを防ぐために

  • 申し込みが届いたら、なるべく早く、集合場所と当日の連絡先をメールで伝える
  • キャンセルの連絡方法と、いつまでに連絡がほしいかを伝えておく
  • 写真をSNSなどに載せるときは、写っている人に先に了解をとる
  • 参加者の連絡先は、その募集の連絡と当日のためだけに使い、終わったら適切に管理する
  • 有料の体験は、料金・支払い方法・キャンセルの決まりを募集に書いておく

09終わったあとに

  • 参加した翌日、参加者と受け入れた方の両方に、運営から短いアンケートが届きます。次の募集づくりに役立てます
  • お礼のひとことを送ると、また来てくれる関係につながります
  • 次の季節の作業があれば、同じ参加者にも声をかけてみましょう

不安なところは、一緒に考えます。

まだ内容が固まっていなくても大丈夫です。作業の切り出し方から相談できます。

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